[Magisk] Pokemon Go Plusの接続が不安定な件に対処してみる
それはPokemon Go Plusとの接続が不安定になるという現象。普通に接続したように見せかけて実はポケモンやポケストップにまったく反応しなかったり、接続が確立した瞬間に切断されてしまったりと症状はさまざまです。
また、正しく接続された状態でも、いきなりPokemon Go Plusのプロセスが異常終了することがあります。上記スクリーンショットがその時の様子。メッセージ内容からPokemon Go本体が落ちたように思えますが、ダイアログを閉じるとゲーム自体は普通に進行できます。もちろん、Pokemon Go Plusとの接続は強制解除。
これらの不都合が複合的に発生し、正しくPokemon Go Plusに接続するためだけにとんでもない労力が求められます。まぁ開発元が排除したがるrootedな端末でプレイしているのだからある程度の妥協は必要となりそうですが、それはそれとして何とかしたいところ。
で、ヒントはないかとxdaのmagiskスレッドなどを眺めてみると、似たような境遇のユーザがおり、ソリューションも提示してくれておりました。それは、Magiskの存在を隠匿するMagisk Hideの機能をPokemon Go Plusのプロセスにも適用するというモノ。
Magisk Hide自体は、Magisk Managerのメニューとして存在します。が、メニューからの操作ではアプリ単位でMagisk HideのON/OFF指定ができるのみ。プロセスに対してMagisk Hideを有効化したい場合にはコマンドラインからの操作が必要となります。
書式は以下のとおり。magiskhideの実行にはスーパーユーザ権限が必要となるのでsuを忘れずに。
su magiskhide --add com.nianticlabs.pokemongo:pgpコマンドが問題なく処理された場合、何もメッセージは表示されずプロンプトに戻ります。本当に登録されたかどうか確かめたい場合には...
magiskhide --ls...とすれば、Magisk Hide対象が一覧表示されます。
ちなみにこちらのスクリーンショットは、Windows10のターミナルエミュレータである"PowerShell"からコマンドを打ち込んでみたモノ。
当方では物理キーボードを使いたかったので、端末とPCとをUSB接続しました。このため、1行目にadbでshellを実行するための記述が追加されております。
で、施術後の状況ですが、かなり快適になりました。冒頭で上げた"なんちゃって接続"や"接続即断"は皆無に。ただ、Pokemon Go Plusプロセスの異常終了に関しては、ごくまれに発生します。
そして、Pokemon Goアプリ起動時の1発目は必ず接続に失敗するようになってしまいました。が、もう一度操作をすると問題なく接続でき、以降は再接続もスムーズに行えます。
Pokemon Goアプリのバージョン0.91.2あたりと比較した場合にはいまひとつな感じではありますが、バージョン0.97.2導入時のひどい状況から比べればもう全然快適。心当たりのあるユーザには一度お試しいただきたく。
なお、Pokemon Go Plusのプロセスに対するMagisk Hideを解除したい場合には以下のコマンドを使用します。
magiskhide --rm com.nianticlabs.pokemongo:pgp一応、念の為。
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