メカニカルキーボードを静音化してみる
先日購入したBluetoothでメカニカルなキーボード"Majestouch MINILA-R Convertible"。その筋では有名なCherry MXブランドの赤軸スイッチが採用されております。
このスイッチは押下時のクリック音がほとんどなく、割と静かな部類です。あくまで他のメカニカルスイッチと比較して、という意味ですが。
打鍵感は良好なのですが、それなりにはうるさく、深夜など音が気になるシーンでの利用には少々の問題があります。
そんなメカニカルスイッチの静音化にOリングを使用すると良い、という噂を聞いたので早速試してみることに。大手通販サイトで検索してみると、半透明なシリコーンゴム製のOリングが目に付きます。が、当方ではあえてニトリルゴム(NBR)製Oリングを購入してみました。
キーボードの静音性や打鍵感がそれぞれの素材でどう違うのか? に関しては正直わからないのですが、人と違うモノを選びがちな素材フェチ気質が強く、ニトリルゴム製Oリングを選んだ次第です。
ちなみに購入先はaliexpress。110個のOリングとキープラー(キーキャップを外すための専用工具)がセットになって、送料込み148円ってな感じでした。
モノのサイズは、外径8mm×内径5mm×厚さ1.5mm。バリエーションとして厚みが2.5mmのもあったのですが、タイピング感覚への影響が大きそうなので、今回は細めの方をチョイスしました。
使用法は実に簡単。キープラーでキーキャップを外し、軸(を固定する部分)にOリングをかぶせて、元通りに装着するだけ。とはいえ、すべてのキーとなるとそれなりに時間と手間がかかります。
また、[Enter]や[Space]などの大型キーにはスタビライザーと呼ばれる、キーを均等に押し下げるための姿勢安定化装置が使われており、キーキャップの着脱は少々面倒になっております。
で、Oリング装着後のフィーリングですが、音は確かに小さくなりました。何とも表現しづらいのですが、カシャカシャと耳障りだった高音が抑制され、スコスコと低い音のみが目立つようになりました。
「劇的に」と言っても良いほどの変わりよう。これなら深夜の長文入力でも行けそうな気配です。
ただし、電極が当たる際のクリック音には効果がないので、茶軸や青軸を使用しているユーザはご注意を。クリック音が皆無な赤軸では、それなりに静音効果も高いのではないかと思われます。
で、もうひとつの変わる要素が打鍵感。Oリングの装着前は軸のストロークをフルに使ってスターン!と小気味良いタイピング感だったのですが、装着後は押下の最後でグニッと柔らかな感触が指先に伝わります。
劣悪、という程ではないのですが、感触がかなり変わるので、好みが分かれるかも。個人的には消音効果が気に入ったので、このまま使い続けてみようかと思っております。
もし、気に入らかなった場合でも、手間はかかりますがOリングを外せば元に戻すことができるので、興味のある方には一度試してみることをおすすめします。
ちなみに国内での販売状況ですが、例えば楽天市場ならこんな感じ、Amazon.co.jpではこんな感じ。aliexpressなど海外通販を利用すればかなり安く上がりますが、到着までの時間はかかるので、その辺をハカリにかけて選択するのがよろしいかと。
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