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ポータブル液晶モニタ"UPERFECT y"(17.3インチ版)を試してみる

2023年4月13日  2023年4月13日 
奥が17.3インチ版で手前が15.6インチ版

以前紹介した15.6インチ版の"UPERFECT y"ですが、1年と少々の期間、問題なく動いてくれました。が、据え置き利用が主体であるため「もう少し画面が大きいと嬉しいかも」という思いが強くなってきました。

けれども、こたつ兼用テーブルの上がPCのスペースであり、食事の際にはモニタやらキーボードやらマウスやらを片付けるという特殊な環境。このため、一般的な21.5インチクラスのモニタを使うのは厳しいモノがあります。

現在の環境の良さを残しつつ、画面を大きく見やすくする。これを実現するには15.6インチ版"UPERFECT y"の兄弟機種である17.3インチ版"UPERFECT y"をチョイスするのが良さげな感じです。

ということで、サクッと購入してみました。ので、軽くご紹介など。

17.3インチ版の仕様

液晶には17.3インチ(フルHD)のIPSパネルが採用されております。詳細は以下のとおり。

  • リフレッシュレート    60Hz
  • 視野角    178°
  • コントラスト比    1200:1
  • 輝度    250cd/㎡
  • 色域    sRGB 72%
  • 表示色    1,677万色(8bit)

インターフェース系としては、HDMI(スタンダードサイズ)×1、USB Type-C×2、USB A×1、イヤホンジャック×1が装備されております。音質は最低ですが、一応ステレオスピーカーも内蔵。

製品のコンセプトとしては15.6インチ版のそれを踏襲しており、背面のキックスタンドで角度調整ができるのはもちろん、スタンド自体が90°回転してランドスケープ(横画面)とポートレイト(縦画面)の切り替えが可能。

キックスタンドに制御基板が内蔵されており、各種端子もスタンド側面に搭載されております。なので、本体側面に端子類が装備された一般的なモバイルモニタのように、USBやらHDMIのコネクタおよびケーブルが横に飛び出さず、見た目にもスッキリな感じ。

また、個人的にはまったく使いませんが、キックスタンド背面のカラフルなLEDイルミネーションも15.6インチ版と同様に装備されています。

電源は両モデルともUSBのバスパワー(5V)でOK。USBハブ機能の仕様もまったく一緒です。

15.6インチ版との違い

15.6インチ版の方がスタイリッシュ

最大の違いはタッチパネルの有無。15.6インチ版は5点マルチタッチのタッチパネルが装備されていますが、17.3インチ版にはありません。

その影響で本体デザインにも違いがあります。15.6インチ版は前面がタッチパネルのガラスで覆われており、いわゆるベゼルはガラスの下。このため、筐体との一体感はかなり上質。

カドやエッジもなめらかな曲線を描き、最近のタブレットのようなスタイリッシュなデザインとなっております。

一方17.3インチ版は、液晶パネルの表面がむき出しとなっており、その周りをベゼルが囲むという、一般的なモニタに近い設計。

また、15.6インチ版の液晶パネルはツルテカなグレアタイプであるのに対し、17.3インチ版は映り込みの少ないノングレアタイプとなっております。

もちろんサイズも違いますが、並べてみるとさほど違いを感じません。15.6インチ版はベゼル(と言うかフチ)が広く、17.3インチ版は狭額ベゼルであることが要因かと思われます。公式発表による本体サイズは以下のとおり。

  • 15.6インチ版 W376mm×H226mm×D18mm
  • 17.3インチ版 W399mm×H237mm×D18mm

なお、冒頭の写真は、それぞれスタンドで角度をつけた上、前後に並べております。しかも、斜め上からの撮影。なので、遠近法の影響がありサイズ感がうまく表現できておりません。

どちらを選ぶ?

画像調整機能ですが、15.6インチ版も17.3インチ版もコントラスト、ブライトネス、色温度の選択(9300K/6500K/5500K)およびRGB各色のマニュアル調整、HDRのON/OFF選択、ぐらいしか変更できるモノがありません。

特に17.3インチ版はパネル自体がTVっぽいビビッドな発色傾向なのか、彩度を下げる方向の調整が難しく、どういじってもハデハデな画面となってしまいます。

いずれのモデルも、画質的には「まぁそれなり」といった感じ。ではありますが、「ポートレイトで使いたい」や「コネクタがベゼル横にあるのは嫌」というユーザーには、ギリギリで妥協できる線かもしれません。

15.6インチ版は前面がガラス張りのため剛性感が高く、少々の傷を気にしないならそのままカバンに放り込んで持ち歩けそう。

17.3インチ版はタッチパネル機能がなく、ベゼルと液晶パネルには段差があります。下辺を除いて狭額タイプではありますが、デザイン的にはごく普通のモニタといった感じ。

また、液晶パネルに樹脂製の筐体をかぶせただけの構造であるため、上部のベゼルをつまんで持ち上げると「パキッ」と音がしたりします。液晶パネルが露出しているのに加え、筐体の剛性感が低く、持ち歩きには気を使うかもしれません。

ということで、モバイル用途を重視するならタッチパネルも付いた15.6インチ版、画面の大きさを重視するなら17.3インチ版を選ぶのがよろしいかと。

購入に関して

軽く調べた限り"UPERFECT y"を扱う業者は日本にないらしく、購入にはAliexpressなど海外通販を利用する必要がありそう。

が、中華アイテムにありがちな"中身は同じだけど違うブランド"系の製品があります。今回の場合、"EVICIV"というのがそれ。こちらのモデルなら楽天市場Amazon.co.jpでも購入できます。

価格的には海外通販よりも2割~4割ほど高めではありますが、トラブル時の保険代と考えれば納得できるかもしれません。


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