[Windows] BluetoothのPIN方式ペアリングが難解な件
先日のこと、ふと思い立って愛用しているBluetoothキーボードの再ペアリングを試みました。以前はWindowsから提示された10ケタだかの数値を入力するだけでOKだったのですが、いつの間にやらPIN方式のペアリングに変わっていました。
WindowsにおけるBlutoothペアリングには、上記のとおり数値入力方式とPIN方式の2つがあり、ユーザーが選ぶことはできません。では「製品ごとに決まっているのか?」ということでもなく、どうやらWindowsの状態によって決まる様子。
で、そのPIN方式のペアリングが何気に難解な雰囲気であるため、忘備録的に残しておこうかと思った次第で。
PIN方式Bluetoothペアリングの手順
ここからは、スクリーンショットなど駆使しつつ、PIN方式のペアリング手順を紹介します。
[Step1]ペアリングその前に
まずは事前の準備から。PIN方式の場合、ペアリング時に対象となるBluetoothキーボードが機能しません。このため、別途用意したUSBキーボードまたはWindowsのオンスクリーンキーボードが使えるようにしておく必要があります。
上記アイテムが準備できたら、Windowsの"設定"→"Bluetoothとデバイス"→"デバイスの追加"ボタンで、"デバイスを追加する"ウィンドウを表示させます。
続いて、対象となるBlutoothデバイスをペアリング待ち状態にし、ウィンドウ内の"Blutooth"(下図の緑矢印部分)をクリックします。これで準備完了。
[Step2]デバイスを指定する
先程の"デバイスを追加する"ウィンドウがリフレッシュされ、対象となるデバイスが表示されます。ので、そいつをクリック。下図では"MINILA-R Convertible"となっております。
[Step3]PINコードを入力する
デバイスを指定すると、再びウィンドウがリフレッシュされ、PINコードの入力画面となります。
で、問題のPINコード。これは製品に記録されている訳ではなく、マニュアルなどに記載されている訳でもありません。
入力するPINコードは自分で決めるのです。いわゆるパスワードみたいなモノ。4ケタ程度の任意の数字を自分で決めて上記ウィンドウのテキストボックスに入力します。
この時、Bluetoothキーボードは未接続なので機能しません。このため、USBキーボードまたはオンスクリーンキーボードが必要となるのです。
PINコードを入力したら、"接続"ボタンをクリックして作業を進めます。下図ではPINコードを"0000"としています。
[Step4]PINコードを再入力する
"接続"ボタンをクリックすると、入力したPINコードと"接続"ボタンがグレーアウトします。これは正常な動作。
続けて、PINコードを再入力します。が、今度は接続するBluetoothキーボードでの操作となります。[Step3]がWindowsに対するPINコードの宣言であり、ここ[Step4]で行うのはBluetoothキーボード側でのベリファイ(照合)ということ。
ところが、BluetoothキーボードからPINコードを入力しても、画面(ウィンドウ)に変化はなく、入力がテキストボックスに反映されることもありません。これが罠。
PINコードの入力だけではダメで、きちんとEnterキーを打鍵して入力を決定しなければならないのです。
[Step5]接続完了
PINコード+Enterキーの入力によりウィンドウがリフレッシュされ、"デバイスの準備が整いました!"と表示されればペアリングは完了。これでBluetoothキーボードが使用可能となりました。
それでも接続できない場合
一般的なトラブルシューティングになりますが、もし上記のとおりにやっても接続できない場合、以下の項目をチェックしてみてくだされ。
- USBキーボード利用時、CapsLockやNumLockがONになっていないか
- 2回めのPINコード入力が間違っていないか(入力が確認できないので注意)
- 慌てる必要はありませんが、タイムアウトしないようサクサク手順を進める
- Bluetoothキーボードの電池交換または充電を実施してみる
- マルチペアリング対応デバイスの場合、別のチャネルを試してみる
- PCを再起動してやり直してみる
そんな感じのPIN方式Bluetoothペアリングの顛末でした。何かの参考になりますれば。
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