[Windows11] スリープ/ウェイクアップ装置を作ってみる【その2 後編】
先日紹介した"キーボード実験基板"ですが、ようやく形になりました。ので、簡単にご報告など。
前編の投稿からこんなにも時間がかかってしまったのは、発注した2つの部品にそれぞれ難点があったため。深く考えずに発注した自分のミスではありますが。
スイッチボックスに関しては、内寸の幅と長さが基板サイズとほぼ同等になっており、うまく収めるのが難しい感じでした。それは何とかなるとして、問題はスイッチと組み合わせた場合のスペース問題。
同時期に発注したスイッチの縦サイズが長すぎて、基板と一緒に収めるのは無理でした。で、慌ててロープロファイルのモノを改めて発注。その到着待ちで時間を食ってしまった次第です。
では、各パーツに関して少々。
サイズ以外は良さげなスイッチボックス
スイッチボックスはAliexpressにて購入しました。上記画像が完成品。前後のマットなグレー部分が樹脂製、それ以外のツヤテカ部分がアルミニウム製となっております。
樹脂パーツは4つのネジで着脱でき、アルミパーツははめ込み式で上下に分割できます。そんな構造なので、基板やスイッチを収める際の作業性はよろしい感じ。
ケーブル出口で使用するケーブルブーツ的なパーツも付属してきましたが、装着すると内側にも結構はみ出すため、サイズ的な問題で今回は使用せず。
ついでに言うと、基板上のUSB Type-Cコネクタも未使用です。こちらもサイズ的な問題。基板上にはケーブル直結用ポート(+5V/GND/USB+/USB-)が用意されており、こちらを使いました。
無駄に光る自照式スイッチを採用
こちらもAliexpressにて購入。内部には白色LEDが搭載されており、上面のパワーアイコンが光ります。5V程度の電圧をかけると光る、という単純な仕組み。スイッチのON/OFF状態とは無関係に点灯します。
今回の場合、本デバイスをUSBポートに接続すると発光し、PCの電源が落ちない限り(USBポートへの給電が続く限り)、常に発光し続けます。
機能的にはほとんど意味ナシな感じではありますが、本デバイスに電力が供給されていることを確認するためのインジケータとしては役立つかも。
ロープロファイルということもあって、内部にはマイクロスイッチが搭載されているようです。ボタンのストロークは極端に小さく、マウスボタンの感触に近いモノでした。
完成品に関して
基板に各コードのハンダ付けした段階でPCに繋いでテスト。とりあえず、問題なく動作しました。ボタンを押すとWindows PCがスリープ状態に移行し、その状態で再びボタンを押すと復帰します。動作もサクサク。
動作確認がOKだったので、最後にボックスを組み立てて完成。さっそく以前のスリープ/ウェイクアップ装置と入れ替えました。
筐体がダンボール製だった前作と比較すると、ビジュアル的には大幅にクオリティアップしているし、スイッチが光るのもゲーミングデバイス的で面白げ。
(個人的には)有用性も高く、なかなかに満足度の高い工作でありました。
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