[IMX515] 内蔵microSDHCのイメージ作成
必要なのは4GB以上の空き容量があるmicroSDHCカードとadb環境だけ。
なお、ここではすでにadb環境が構築されていることを前提に話を進めます。
話は少しそれるのですが、ウチのIMX515クローンに付属してきたUSBケーブルですが、どうも接触不良の気配があり、安心して作業ができません。
どうせ不安要素が増えるなら、よりお手軽な「adbWireless」(こちらで軽く紹介)を使ってみることにします。
まずはIMX515クローン側で「adbWireless」を起動し、ワイヤレス接続を有効にします。その後PC側で「コマンドプロンプト」を起動し、IMX515クローンと接続するために「adb connect」に続けて指定されたIPアドレス(とポート番号)を入力します。
「connect to (入力したIPアドレス:ポート番号)」と帰ってくればOK。IMX515クローンにイメージファイルを保存するためのmicroSDHCを挿入すれば準備は完了です。
続いてシェルを起動するために「adb shell」と入力します。するとカーソルが「#」に変わります。
作業にはddというコマンドを使用します。図の場合では「dd of=/sdcard/backup.img if=/dev/block/mmcblk0 bs=1048576」と入力しています。
なお、ファームウェアのバージョンによっては、外付けmicroSDHCが「/disk」の場合もあるので注意が必要です。
ddコマンドの詳細は割愛しますが、of=の部分が出力先ファイル名、if=の部分がターゲットデバイスとなっています。
入力後enterキーを押すとエコーが帰ってきますが、それだけです。何も起こらないように見えますが、実際にはイメージ化の作業は進んでおりますので、画面に変化があるまで待ちます。
しばらく「ボケー」と画面を眺めていると、何やら表示されます。図のような画面になればOK。エラーがあればその旨表示されるので、内容を確認しておきます。メッセージによると、今回は504秒で終了したようです。
これで、内蔵microSDHCのイメージ化は完了です。
実はこの作業、「Touch8Updater」のバックアップとまったく同じことをしています。違いはインターフェースのみ。
あちらはadb不要でお手軽。こちらはadbを自前で準備しなければならず、不親切なコンソールからの複雑なコマンド入力が必要となります。別にadbを嫌っているわけでないなのですが、注意喚起的に意地悪な書き方をしてみました。
なお、今回と逆のことをするとイメージファイルを内蔵microSDHCに展開することもできるのですが、それはまたいずれ別の機会に。
***Edit***
こちらに、adbとddコマンドでリストアするネタを投稿しました。
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