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BluetoothジョイスティックをPCで使えるようにする

2011年5月22日  2013年5月5日 
GlovePIE画面
アーケードゲームのエミュレータを快適に遊ぶべく作成したBluetoothジョイスティックを、PCで使えるようにするお話です。

WiiリモコンをPCのゲームパッドとして使用するために必要なのは、「GlovePIE」ならびに「PPJoy」という2つのソフト。

「GlovePIE」は、アーカイブを展開するだけで使用可能となりますが、「PPJoy」はデバイスドライバなので、インストール後に再起動が必要となります。

なお、「GlovePIE」では、機器を制御するためにスクリプトが必須となります。軽くネットを検索した限りでは、ズバリそのものなスクリプトが見つからなかったので適当に書いてみました。

スクリプトを見る ※別ウィンドウで開きます。

基本的に、Wiiリモコンを横持ちした場合の記述となっております。最後の行はボタンの同時押しでキーボードの「F1」キー(エミュレータのサービススイッチに割り当て済み)を押したことにするための記述です。

Wiiリモコンには4方向の十字キーの除き、8個のスイッチがありますが、今のところGlovePIEでは「POWER」のボタンは使用不可。すなわち最大で7個のスイッチしか利用できません。

6つのボタンをフルに使うアーケードゲームの場合、最低でもあと2個、すなわちコイン(またはサービススイッチ)とスタートのボタンが必要となります。

今回のターゲットはエミュレータなので、キーボードに手を伸ばせば済む話なのですが、ジョイスティック内で完結した方が気分的によろしいので、苦肉の作としてボタン同時押しでキーボードのキーを借りることにしました。基板の設定でフリープレイにしておくのもひとつの方法ですが。

「PPJoy」の方は、インストール後に「Add」ボタンで「PPJoy Virtual joystick 1」を作成しただけで、キーアサインの設定はしておりません。通常エミュレータ側でいじれるようになっているので、そちらで対処します。

動作確認は以下の方法で行います。WiiリモコンとPCのペアリングを実施した後、「GlovePIE」を起動します。メニューから先のスクリプトを開き、「RUN」ボタン押して実行。続けてWiiリモコンの1ボタンと2ボタンを同時に押します。そのまま20秒ほど待ってから、「CP-Settings」メニューの「Joystick」で、Windowsの「ゲーム コントローラ」を開きます。

正常に使えるかをここでチェック
画像の左上のウィンドウのように「PPJoy Virtual joystick 1」と「Nintendo RVL-CNT-01」が表示されていればOK。表示されない場合は、上記の「RUN」ボタンを押す辺りからやり直してみましょう。

「PPJoy Virtual joystick 1」を選択して「プロパティ」ボタンをクリックするとテスト画面が開きます。ここでレバーならびにボタンのチェックが行えます。まともに動かない場合には、上記の「RUN」ボタンを押す辺りからやり直してみましょう。

なお、「GlovePIE」の「RUN」ボタンは「STOP」とトグル動作になっており、動作を停止させるとWiiリモコンとの通信も途絶えます。ゲームパッドとして正常な動作が確認できたら、後はエミュレータのキーアサイン機能を使って、各ボタンの機能を割り当ててあげればOKです。

これは蛇足ですが、「GlovePIE」で「WiiBattery.PIE」というスクリプトを使用すると、Wiiリモコンの電池残量を知ることができます。WiiリモコンのLEDがまったく見えないような状況でも、このスクリプトがあれば少し安心できます。

今回、インプレッションまで書こうと思ったのですが、また長くなってしまいました。とりあえずの感想としては「快適そのもの」といったところです。詳しくは別の機会にでも。

***Edit***
似たような事をする別の方法も試してみました。詳しくはこちらから。


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