[IMX515] AndroidタブレットをPND的に使ってみる
このセットをPND(Personal Navigation Device)的に使ってみようという企画です。
なお、これらのセットアップ編はこちらの投稿を参照くだされ。
お出かけ先は、「下手人が不明なので地蔵をお縄にした」大岡越前守のワイルドなエピソードでおなじみ(なのか?)の「しばられ地蔵」がある天台宗南蔵院です。
まずは、駅からポクポクと歩きつつ計測してみます。「M-241」では、ログの記録とBluetoothによる位置情報のやり取りが同時に行えるため、ぶら下げておくだけで便利に使えます。
地図の方は、「Maps(+)」(こちらで紹介してます)でGoogle Mapsを切り出して持って行きました。このアプリでは、GPSによる位置表示が可能なので、「M-241」との合わせ技でPND的に使えるわけです。
歩きの速度では効果的ではありませんが、移動に沿って三角印が進行方向を示しつつ地図がズリズリと動くのは無意味に嬉しくなります。また、移動速度が遅い場合、位置情報の誤差が大きくなるため少々現在地がずれたりしますが、脳内補正で全然OKなレベルです。
そんなこんなで目的地に到着したので、「Maps(+)」のスクリーンショットなど撮ってみました。三角印が現在地。ちょうどその辺りにベンチが設置されており、そこに座って作業をしていました。
「Maps(+)」では、この表示が最大限の拡大図になるので、詳しい位置までは分かりませんが、この時にはなかなかの精度で表示してくれたようです。
上記サンプルでも分かるように、IMX515クローンの場合、画面が8インチ(800×600)と大きく、広範囲の地図を確認できて快適です。
迷ったら、その場で現在を確認する、なんて使い方にはバッチリ。逆に常に地図を参照しつつ使うには、ちょっとデバイス自体が大きいかなぁ? と感じるところであります。
こちらの図は「M-241」に付属する「ezTour」というソフトで軌跡を表示させたモノ。まったく手を入れていない未修正データです。
この付近、道幅はそこそこ広いのですが、いわゆる住宅地で道の両側には普通に家があるような状態。しかも、歩きの速度なので、精度的には不利な条件が重なっております。
それでも、歩いた道を特定できる程度にはトレースされております。
この後で、電車やバスなどに乗りつつ状態をチェックしてみたのですが、地上を走る限りにおいては、問題なく衛星を捉えることができました。しかも、移動速度が速いため精度も良くなるというオマケ付きです。
現在地と周囲の状況が分かるという最低限の機能しか持たないPND的セットですが、基本的にそれだけできればOKでしょう。しかも、使用中はネットワークを参照することなく、完全なオフラインでこれだけできるのだから大満足です。
***オマケ***
アウトドアで使用するのが前提のGPSレシーバなのに、USB端子がポッカリと口を開けているのはいただけません。
というわけで、こちらの投稿で紹介したカバーをかぶせて防塵処理などしてみました。
カバーによって少々のデッパリができ「M-241」の座りが悪くなりますが、立てて置くことはほとんどないので問題なしです。
これでアウトドアでも安心して使用できます。USBポートの開口部が何となく気になる方にはお勧めです。
コメント