[Nexus7] ツールでunlock&rootをお手軽に(1)
確かにあの時点では海外通販しか方法がなく、送料が少し高かっただけなのですが「4000円の差額でいろいろ周辺機器も買えただろうなぁ」とか、ネチネチと考えてしまう訳です。
なんて愚痴はさておき、"Nexus7"を購入したらまずしておきたいのは、純正ROMのバックアップとブートローダーのunlock、ついでにroot化といったところ。バックアップを最初に取るのは、説明不要かと思われますが、ブートローダーのunlockを最初に行なうのには訳があります。
"Nexus7"の場合、ブートローダーのunlockを実行するとシステムが初期化されてしまい、"Welcome"(最初の登録作業)からやり直す必要があります。もちろん、ストレージもまっさらの状態になってしまうためアプリなども再インストールするハメに。
もちろん、バックアップを取ってから必要なモノをチマチマと書き戻せば問題ないのですが、それもちと面倒だし、どうせその内カスタムROM/カーネルを使いたくなるだろうから、どうせなら今やってしまおう。という話であります。
そんなこんなで、今回はGUI(グラフィカルユーザインターフェース)でとっつきやすそうなWindows用ソフト"Wug's Nexus Root Toolkit v1.5.3"を使ってみたいと思います。
このツールはNexusシリーズ用に作られたモノで、ブートローダーのunlockやroot化はもちろん、各種バックアップなども可能な多機能ぶり。しかもほとんどの機能がボタンを数回押すだけで完了します。
こいつを使用するための準備として必要となるのが、Android端末とPCを接続するためのドライバです。いくつかのインストール方法が用意されておりますが、個人的にはAndroid SDK(のドライバ)を使用するのが良さそうな気がしております。純正ということで安心感も高いですし。
すでにAndroid端末とPCをつないでADBでガシガシとコマンドを打っている、なんて方にはお手軽なアップデートで済みますし、ADB環境などもついでにインストールできるのでこれらかいろいろやりたい方にもオススメです。
まずはそのAndroid SDKのインストール方法を簡単にご紹介。まだSDKをインストールしていない場合にはこちらからSDKをダウンロード&インストールしてくだされ。素のPC環境ではJDK(Java Development Kit)のインストールなども必要となりますが、ここでは割愛させて頂きます。
続いてインストールした(されている)Android SDKのフォルダを開き"SDK Manager.exe"を実行します。するとこちらのスクリーンショットのようなウィンドウが表示されます。
今回必要としているのは、緑の矢印が付いた3つのみ。これらのステータスが"Not Installed"または"Update available"になっている場合、左端のチェックボックスをクリックして印を付け、"Install packages..."ボタンをクリックすればOKです。
ちなみにインストール後は、スクリーンショットのようにステータスが"Installed"となります。これでドライバのインストール(またはアップデート)は完了。
なお、今回の作業には関係がなく、必須でもありませんがカレントディレクトリがどこであってもADBが実行できるよう、PATHを通しておくことをお勧めします。その方法はGoogle先生によろしくお願いしたく。
やっと準備が整い、本来のネタである"Wug's Nexus Root Toolkit v1.5.3"の話が始まる...ハズだったのですが、ちと長文になってしまいましたので、続きは別投稿にて。
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