さまざまな物や事に関する、役に立ったり立たなかったりするテキストが綴られるブログ。

[Android] TWRPのスプラッシュ画面を変更してみる

2015年1月5日  2015年3月28日 
画像変更のサンプル
Androidにおける定番カスタムリカバリであるTWRP。そのUIを美しく、かつ使いやすく変更してくれるテーマのセット"TWRP Materialised"に関しては、以前当ブログでも取り上げました。

その時にはスプラッシュ画面(TWRPの起動時に表示されるロゴ)の変更方法をスルーしていたのですが、あまりに不親切な気がしてきたのでいまさらながらにその方法をご紹介しようと思った次第で。

これを実施したところでTWRPの機能が変わる訳ではなく、完全に自己満足の世界です。

けれども、せっかく美しい"TWRP Materialised"を適用するのであれば、それにマッチしたスプラッシュ画像を用意するのが粋というものです。ということで、まずは準備編。今回の作業に必要となるのは以下の3点です。

・TWRP本体(.imgファイル)
・変更用のスプラッシュ画像
・"Android Image Kitchen"(ソフトウェア)

TWRP本体に関しては公式ページから自分の端末に合ったモノを取得します。これをベースとして改造するので、この時点ではまだインストールしません。ダウンロードするだけ。

変更用のスプラッシュ画像は、"TWRP Materialised"をダウンロードした際の同じ場所に"SplashScreens"というフォルダがあり、ここにサンプルが収録されております。ひとつの圧縮ファイル内に複数の画像が収録されているので、まずはこれを利用させていただくのがよろしいかと。

また、端末の解像度で作成したJPEGファイルを使うこともできるので、絵心のある方なら自作も可能。そうして作られたスプラッシュ画像は、端末ごとに用意されたXDAの"TWRP Materialised"スレッドにて公開されている場合もあります。

準備が完了した状態のファイル構成
"Android Image Kitchen"は、イメージ(.img)ファイルを編集可能な状態に展開したり、再びインストールできるようイメージファイルに書き戻したりすることができるソフトウェアです。

Windows/Linux/Androidの各環境で動作するバージョンが公開されておりますが、ここではWindows版を使用します。

モノはXDAのコチラの書き込みに添付されている"Android.Image.Kitchen.v2.0-Win32.zip"をダウンロードし、適当な場所に展開。特にインストールなどする必要はありません。これで準備はOKなので、引き続き作業に入ります。

展開した"Android Image Kitchen"フォルダに、先ほどダウンロードしたTWRP本体および変更用のスプラッシュ画像をコピーし、画像の名称を"curtain.jpg"に変更します。続いてコピーしたTWRP本体を"unpackimg.bat"にドラッグ&ドロップ。

作業は自動的に進みます
するとコマンドプロンプトの画面が開いて処理が開始されます。Done!が表示されたらイメージファイルの展開は完了。画面のメッセージに従い適当なキーを押してウィンドウを閉じます。

この時"Android Image Kitchen"フォルダ内に、新規で"split_img"と"ramdisk"という2つのフォルダが生成されます。

手を加えるのは"ramdisk"フォルダ。"/ramdisk/res/images/"、あるいはTWRP 2.8.5.0以降なら"/ramdisk/twres/images/"を開き、その中にある"curtain.jpg"を置き換えます。普通にドラッグ&ドロップまたはコピー&ペーストすればOK。

画像を置き換えたら"Android Image Kitchen"フォルダ内の"repackimg.bat"を起動します。今度はドラッグ&ドロップではなく、バッチファイルをダブルクリックするなりして直接起動しますのでお間違いなきよう。

コチラも自動的に進みます
コチラの場合もコマンドプロンプトのウィンドウが開き、自動的に処理がスタート。終了するとDone!が表示されます。

先ほどと同様、適当なキーを押してウィンドウを閉じると"Android Image Kitchen"フォルダ内に、"image-new.img"ならびに"ramdisk-new.cpio.gz"というファイルが生成されているのを確認できるかと。

この2つのファイルの内、"image-new.img"がスプラッシュ画像を置き換えたTWRP本体となります。あとは"fastboot flash recovery image-new.img"などして端末にインストールすれば作業は完了。最後にリカバリを起動して実際に変更されているか確認します。

文章でダラダラ書くと複雑に見えますが、実際にはそれほど難しい作業ではありません。TWRPを起動した際に一瞬だけ表示される画面ですが、作業に費やした労力に見合う満足感が得られるハズ。興味のある方には一度試してみることをお勧めします。



ー記事をシェアするー
B!
タグ

コメント

匿名 さんのコメント…
Android.Image.Kitchen.v3.8-Win32.zipでTWRP本体を"unpackimg.bat"にドラッグ&ドロップしましたが
Unrecognized folmat.
Error!で作動しません。
WHMaster さんの投稿…
ずいぶんと昔のツールなので、現在のフォーマットには対応しておらず、なおかつTWRP自体の構造も変わってしまったため、記事の方法が使えなくなりました。

imgファイルを展開するのが目的であるなら、以下のツールが使えるかも。
https://github.com/CryptoNickSoft/MIK

起動するとロシア語で表示されますが、一番左のドロップダウンメニューが"File"で、その中のスパナアイコンが設定です。それを開き一番右のタブにあるドロップダウンメニューが言語設定となります。
ブログ検索
人気の投稿
お知らせ

当ブログのページには、アフィリエイトプログラムのリンクが含まれる場合があります。

管理人への連絡は...
・上部メニューバーの"Renraku"(PC版)
・ハンバーガーメニュー内の"Renraku"(スマホ版)
...のいずれかをご利用ください。

ラベル
新着投稿