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ニポンを試してみる

2015年3月5日  2015年10月27日 
こちらがパッケージ
「水にポンと入れるだけ」なので商品名はニポン。水といっしょに保存容器に放り込んでおくだけで清潔な状態を保ってくれるという便利アイテムです。

...と書くとオカルト臭がプンプンしますが、さにあらず。ものすごく簡素化されておりますが、商品ページを参照すれば一応理にかなった製品であることがわかります。

いわゆる光触媒を利用した製品となっており、セラミック製ビーズにコーティングされた酸化チタンに光が当たることで、その表面にOHラジカル(活性酸素)を生成。で、細菌などを含めた有機物がこれに触れることで分解・無害化される。といった感じの働きをします。

活性酸素ということで生体への悪影響が気になるところですが、生成されたOHラジカルは約200ミリ秒ほどで消滅してしまうため心配は無用。基本的にはビーズの表面で反応が起こるだけなので、飲料水としては何ら問題ありません。

話は前後しますがこのニポン、パッケージには災害用に備蓄する水用、ウォータサーバ・製氷機用、そしてペットの給水器用の3種類があります。水を清潔に保つという効果も一緒ですが、実は製品としてもまったく同じモノ。

ただ、水5リットルあたり1個のニポンが必要となるため、ペットの給水器用は1本、その他は2本セットとなっております。それぞれ販路が異なるため、こうした構成になっている様子。ちなみに、以前は防災用の製品として"メデタンカプセル"という名称で販売されていたようです。

ちょうどネコ用の給水器で使いたいと思っていたのに加え、お試し的な意味合いもあり今回は1本入りを購入してみました。

モノは割とコンパクトです
こちらが実際の製品の拡大写真。水が通りやすいよう大きなスキマが設けられたカプセル状のケース(約6cm)に、キモとなるビーズが収められております。

使い方は、うたい文句のとおりで水に入れるだけ。物理的にケースが破壊されるまでは繰り返し使えるのだとか。その点ではコストパフォーマンス高めです。

ただ、設置にはいくつかの条件があります。重要なのは光がニポンに当たること。このため、水を溜めておく容器の素材は光を透過するモノでなければなりません。例えば水用のポリタンクやペットボトルなど。

肝心の光ですが、黎明期の光触媒では多くの紫外線を必要としておりましたが、本製品の場合は蛍光灯の光程度でOKなのだそうな。直射日光は紫外線による容器の劣化が激しくなるため、避けた方がよろしいようです。

と言った感じで、使い方自体は簡単なものの、設置の条件が少々面倒かもしれません。で、ウチの状況。給水器の容器は下記写真のとおり乳白色になっており、わずかではありますが光を透過してくれます。

設置場所は居間の隅であり、条件的にはいまひとつな雰囲気。間接的にも日光が届くことは期待できず、照明がどうにか当たる程度の明るさしかありません。

こんな感じで入れてあります
こうした状況で効果を発揮してくれるかどうか疑問ではありますが、水の長期保存を目的としている訳ではないので、とりあえず良しとします。

まぁ、「毎回の掃除も結構面倒だし、水交換のインターバルを少しでも長くできたら儲けものですぜ」的なヤマシイ考えがない訳ではありませんが。

現実的な運用として、水は一定期間で交換することが前提となっているため、効果を実感する機会は永遠に訪れないかもしれません。

けれども、論理的な考証に裏付けられた安心感はそれなりにあります。少なくとも"おまじない"として十分に効果を発揮しているのは確実。

なんだかんだ言いつつ、最終的にはオカルト的な位置付けに帰結してしまったりする訳です。あくまで個人的には、のお話ですが。

そんな感じのニポン、通販でのお求めなら楽天市場Amazon.co.jp辺りをチェックしてみるのがよろしいかもしれません。

***Edit***
後日談を投稿しました。興味のある方はこちらからどうぞ。


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