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モビロンバンドを試してみる

2016年1月21日  2016年1月21日 
特徴的な透明色のモビロンバンド
こちらのアイテム、名前を"モビロンバンド"と言います。単体だとサイズ感がわかりにくいのですが、一般的な輪ゴムとほぼ同等と思っていただけますれば。

一時的な結束に使用するという、その使い方も輪ゴムとほとんど同じ。ではあるのですが、写真を見てのとおり形状や質感は大きく異なります。それは、素材がまるで別物であるため。

輪ゴムの原料は天然ゴムですが、こちらは熱可塑性ポリウレタンとなっております。スマートフォンやタブレットのケースに使われる"TPU"と言った方がわかりやすいかも。なお、"モビロン"は日清紡テキスタイル株式会社の商標および製品名となっております。

その特徴としては、ゴムに弾性をもたらす加硫剤や、柔らかくする可塑剤が含まれておらず、それらが溶出して結束物を腐食したり癒着したりすることがありません。また、それなりに高い耐候性で劣化しにくいのもポイント。

その他、ゴムでは難しい透明色も可能で、着色した場合も鮮やかな発色となる、なんて特徴もあります。形状も異なり、輪ゴムの断面がほぼ正方形であるのに対し、"モビロンバンド"は幅広で極薄になっております。

実際、手に取って伸ばしてみると性質の違いが良くわかります。同等なサイズの輪ゴムと比較してみると、"モビロンバンド"の方は22cm程度で「もう限界」な感触ですが、輪ゴムの方は30cmを超えてもまだ余裕があります。

伸びとしなやかさでは輪ゴムに軍配が上がる様子。とは言え、結束に問題が生じるレベルではなく、輪ゴムでOKならそのまま"モビロンバンド"で代用することができます。

ウチでの用途ですが、Li-ionバッテリと充電器を一時的に固定するアイテムとして選択してみました。現在使用中の充電器は太めで乾電池フォルムなLi-ionバッテリとの相性がよろしくなく、ちょっとした衝撃でも接点がズレてしまうためです。

以前はテキトーな輪ゴムで固定していたのですが、いかにもビンボー臭くてビジュアル的にもいまひとつ。この"モビロンバンド"であればその辺の不満は解消できそうです。

バッテリをしっかりと固定
で、実際に試してみたのがこちらの写真。2重にしてかけるだけでしっかりと固定できました。見た目のビンボー臭さもかなり軽減されております。あくまで個人的な感想ではありますが。

縮んだ状態では乳白色っぽく見える"モビロンバンド"ですが、実際の使用時には結構な透明感となります。

バッテリのマーキング(25500 5500mAh 3.7Vと刻印された部分)の先頭部分が覆われているという状況ですが、何の問題もなく数字を読むことができます。そのぐらい透明度が高いと。

単に初めての素材を試してみたかったというのもあるのですが、当初の目的は10点満点でクリアしてくれました。汎用性も高く、他にもいろいろと使えそうです。

後になって知ったのですがこの"モビロンバンド"、髪の毛を束ねるヘアゴムや髪飾りの固定用としても使われるのだそうな。ということで、ヘアゴムとして使用してみました。

布で覆われた一般的なヘアゴムとは異なる感触ですが、着脱時に毛がからまったりするようなことはなく割りと普通に使えます。若干の滑りにくさはありますが、それが良い具合に働いてしっかりと髪の毛をホールドしてくれる模様。

そんな雰囲気の製品なので、手芸店や100円ショップでも売られていたりするようです。もちろん、通販でも購入は可能ですが、大量過ぎたり、逆に小分けタイプだと送料とのバランスが悪くなるなど、ちょっと手を出しにくい感じ。

それでも、という場合には楽天市場Amazon.co.jp辺りを参照してみるのがよろしいかと思われます。



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