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2017/12/30

AUKEYのUSB PDなACアダプタを試してみる

筐体はプラスチッキーな質感
各種デバイスへの充電や給電に必須のUSB-ACアダプタ。数少ないコンセントを有効活用するためには、複数のポートを備えた製品を使うのが便利です。

ウチでは、USB PD(Power Delivery)対応のUSB Type-Cポート×1とUSB Aポート×2を備え、ノーブランドながらそれなりに使い勝手の良い"LN45"が最近の主力となっておりました。

特にUSB PDでは、Nintendo SwitchのTVモード(ドック使用時)の給電用として問題なく使え、純正アダプタと置き換えることでコンセントの空きをひとつ増やすことができました。

ところが、"LN45"のUSB Type-CポートをNintendo Switch専用にしてしまうと、他の用途で使いたい場合にケーブルのコネクタを差し替える必要が生じます。さほど大きな手間ではありませんが、回数を重ねるとそのための労力もバカになりません。

USB PD対応ポートを複数備えた製品であれば問題は解決する訳ですが、今のところそのような仕様のモノは存在しないらしく、もうひとつUSB-ACアダプタを設置するのが現実的な解決策です。せっかくコンセントを空けたのに、こればっかりは致し方ない。

こうした事情で新たなUSB-ACアダプタを探していたのですが、ちょうどAUKEYから良さげなヤツがリリースされたので、これを試してみることに。

型番は"PA-Y10"で、USB PD3.0に対応したUSB Type-Cポート×1とUSB Aポート×1の2ポート仕様となっております。

驚くほどコンパクト、という訳でもありませんが、大きな出力が要求されるUSB PDに対応したACアダプタとしては小さい方かと。未使用時にはプラグを折りたたんで本体内に格納できるので携帯にも便利です。

USB PDでは5V/9V/12V/15V/20Vの出力が可能となっており、最大出力は46W。これとは別にUSB Aポートでは最大2.1A(10.5W)の出力が可能となっており、両方同時に最大56.5Wの出力を得ることができます。Qualcomm Quick Chargeも非搭載なので、これによって発生するかもしれない問題とは無縁なのもポイント。

PDOをチェック
そんなこんなで、出力可能な電圧とその最大電流を記したPDO(Power Data Object)を見てみることにします。

気になる点は2つ。まず6番目のPDOですが、内容がおかしなことになってます。これは計測に使用した機器がUSB PDのPPS(Programmable Power Supply)に非対応であるために発生した現象であり、"PA-Y10"の問題ではありません。

もうひとつ気になるのが、20V時の出力電流。製品説明やパッケージでは2.3A出力できると記載されておりますが、実際には2.25Aまでしか出力できません。

つまりUSB PDを使用した場合の出力は45Wまでで、USB Aポートの出力分と合わせた55.5Wが最大出力となります。製品説明では最大出力56.5Wとなっており、実際にはそれよりも1W少なくなります。

たかだか1Wの違いに目くじらを立てるのもアレですが、掲げる仕様と実際の状況が異なるのはそれなりに問題であるような気がします。

それはさておき、実際の使い勝手ですが、個人的には満足できるモノでした。Nintendo Switch用としては、携帯モード、テーブルモードはもちろん、TVモードでも問題なく使用可能。

12V出力も用意されており、USB PDトリガーデバイスを使ってレガシーなDCプラグ使用機器を充電することもできます。

USB Type-Cポートに関しては、充電・給電対象が接続された場合のみ通電するCold Socketだし、CCは個別にプルアップされているのも確認済み。至極まっとうな仕様となっており、安心して使用できそうです。

何より、リスクが大きな海外通販をする必要がなく、クレームも返品もお手軽なAmazon.co.jpで購入することができるのは大きなメリット。45WまでのUSB PD出力でOKなら、これを選択肢のひとつに加えるものよろしいかと思われます。



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