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"HUT"でBluetooth Mobile Mouse 3600を快適にしてみる

2022年1月1日  2022年1月25日 
ベーシックなデザイン

今まで酷使してきたMicrosoft Sculpt Touch Mouse。外装が傷んできたのに加え、最近では右ボタンも怪しげな挙動を見せるようになってきました。購入からほぼ8年活躍してくれたので、もうこのあたりで引退ということに。

で、新たに選んだのがMicrosoft Bluetooth Mobile Mouse 3600。ハードウェアに限っては良い仕事をする(と個人的に思っている)Microsoftなので、今回も選んでみた次第です。

リリースは2015年と結構前ですが、一応現役の製品である様子。同梱の電池の製造月を見ると、08/2021ととなっており、パッケージングは割と最近な感じです。本体の製造月がいつだかは不明ですが。

で、こいつのスペック的なところを簡単に紹介すると、ボタン構成は2ボタン+ホイールのベーシックなスタイル。ただ、このモデルにはホイールにチルト機構が採用されており、スイッチの数としては左右ボタン、ホイールの左右チルト、ホイールの押し込みで計5つ搭載されております。

デザインはずんぐりむっくりな感じで、マウスに手を乗せて操作する方にはフィット感も良さげ。ただ、この方法で操作する場合、サイズ的には少々小さいと感じるかも。

サイド部分は指がかかりやすいように少々凹んでいるのに加え、ボタン付近のボディはエラが張っております。親指/薬指/小指あたりでホールドする、いわゆる"つまみ持ち"ユーザにも安心な感じ。

表面処理は、上部ボディが樹脂ままの梨地仕上げ。サイド部分はしっとり感のあるラバー仕上げとなっております。加水分解による劣化でベタベタが発生しそうな雰囲気のアレ。

電源には、単3形乾電池×1本を使用します。電源/ペアリング兼用スイッチでこまめな節電も可能。公式スペックでは電池寿命10ヶ月なのだとか。

マウスの移動を検知するセンサーには青色LEDによるBlueTrack Technologyが採用されております。センサーの性能だけではないと思いますが、マウスポインタの動きは普通にスムーズ。安物マウスのようにマウスポインタがギクシャク動くようなこともありません。

良くも悪くも普通のマウス、というのが正直な感想。で、このモデルを選んだ大きな理由のひとつがホイールのチルト機構にあるのですが、チルトの左右スイッチは横スクロール固定となっております。純正のユーティリティソフト"マウス キーボード センター"でも変更することはできません。

1日中Excelの書類と格闘しているヘビーユーザならともかく、そうでない場合には横スクロールの頻度は少ないハズ。少なくとも当方はまったく使いません。

"HUT"で機能を変更

さらに、歴代のマウスにおいて、ホイールのチルトは"戻る"と"進む"の機能であった(またはそうなるよう工夫していた)ため、Bluetooth Mobile Mouse 3600の仕様には納得がいきません。

ということで用意したのがマウスやキーボードの機能を変更することができるユーティリティソフト"HUT"。かなり前にリリースされたフリーソフトですが、Windows11でもとりあえず問題なく動作するようです。

で、設定はこちらの図のような感じ。手前に表示されたダイアログにて、ホイールの左チルトを設定しているシーンとなっております。

ソースキー(元の操作)には、Mouse WheelLeft(左チルト)を、出力にはOnce(1回のみ)でMouse Prev(マウスの戻るボタン機能)を指定。出力にはブラウザの戻る/進むを指定することもできますが、ブラウザ限定になってしまうので、Mouse Prev/Mouse Nextの指定をおすすめします。

当然のことながらマウスホイール・チルトによる横スクロール機能は無効になりますが、当方の環境では[Ctrl] + [Shift]+[チルト操作]で横スクロールが可能でした。

さらに、Microsft純正のユーティリティである"マウス キーボード センター"と競合するため、"HUT"のために"マウス キーボード センター"をアンインストールする必要があります。

そんなこんなで、"HUT"のおかげでBluetooth Mobile Mouse 3600のホイール・チルトが、Mouse Prev/Mouse Nextボタンへと変身。唯一の不満だった点が改善されたことで、非常に使いやすいマウスとなりました。めでたしめでたし。

マイクロスイッチや塗装など、耐久性に関しては不明ですが、なにかありましたらばこの場で報告したいと思います。

で、価格的な話ですが、例えば楽天市場ならこんな感じ、Amazon.co.jpならこんな感じ。ベーシックなマウスをお探しなら、一度はチェックしてみて欲しい製品でありました。

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