さまざまな物や事に関する、役に立ったり立たなかったりするテキストが綴られるブログ。

2016/12/05

3Dプリントを試してみる(後編)

出力や発送は迅速な感じ
実はWebからオーダー後、ほんの数日でモノは届いたのですが、いろいろあってこのタイミングとなりました。ということで、3Dプリントサービスを試してみた結果のご報告など。

まずは素材の所見から。もう少し乳白色的な色味を想像していたですが、見てのとおり真っ白です。素材自体の色というよりは、白で染色したような雰囲気。

本体は3mmほどの厚みがあるため、しっかりとした剛性を感じます。簡単に壊れることもなさそう。それでいて力を加えるとグニグニとしなる柔軟性も備えており、はめ込み式で何かに装着するような用途には適しているように思われます。

続いては造形に関して。エッジ部分など、場所によっては少々のバリやヒケを確認できますが、美観の向上という意味においては特に手を入れる必要はないかと。初3Dプリントなので右も左もわからない状態ではありますが、良い感じにできているように思えます。

表面加工を指定した訳ではありませんが、全面で梨地的なザラザラな手触りの仕上がりとなっております。どうやらこの素材ではそうした仕上がりになる様子。ツルテカな樹脂だとかなりのチープ感が漂いますが、こちらは素の状態でも安っぽい感じはありません。

場所により積層痕があったりなかったり
角度が付いた部位では積層痕も確認できます。ただ、すべての面ではなく、ある一定の方向を向いた面で発生する様子。そして、同じ方向の面でも垂直・水平な面では積層痕は見受けられず。

いかにも3Dプリンタで出力しました的な雰囲気があり悪くはない感じですが、用途や好みによっては表面を整えてあげる必要が生じるかもしれません。

続いては道具としての完成度に関して。こちらは、はっきり言ってよろしくありません。Nexus5もSeek Thaermalもとりあえずは装着できますが、いずれもガタガタでグラグラ。

データを使わせていただいておきながら文句を言うのもアレですが、このままでは使う気になれません。いろいろと手を入れることになりそう。

おそらく現物を使った上で公開しているのだろうとは思われますが、「これでOK」と考える完成度のしきい値が大きく異なるような雰囲気です。

成果物は今ひとつな感じとなってしまいましたが、仕上がりの具合が確認できたのは大きな収穫でした。興味のない出力サンプルを写真で見てもよくわからなかったりすることが多い訳で。

そして、フィギュアのように単体で成立するオブジェクトは別として、何かのオプションパーツとして使用するようなオブジェクトの場合には注意が必要であることを痛感しました。3Dモデルや完成品の単品写真だけでは使い勝手を想像するのは困難であるためです。

手元に3Dプリンタがあってトライアル&エラーで精度を高めていけたならそれが一番よろしい訳ですが、そうでなく人様が製作したデータをそのまま使わせていただく場合には、ちょっと気をつけた方が良さそうです。

と、そんな風に感じた初3Dプリントの顛末でした。



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2016/11/30

[Android] AdAway v3.2を試してみる

rootedユーザの定番
メインで使用しているNexus5ですが、なぜかCM13更新のたびにFactoryResetが必要となり、面倒なので"AICP 12.1"というカスタムROMに変更してみました。

CM的には3世代も前の雰囲気ですが、実はAndroid 7.1(Nougat)な最新OS。

導入当初は突然の再起動が発生するなど常用は厳しい感じでしたが、最近になって急に安定してきました。この辺に関しては、また別の機会にでも。

Android 7.1では内部構造も大きく変わっているらしく、システムの深い部分に触ることが多いrootedなアプリでは対応を迫られたようです。今回取り上げた"AdAway"もそのひとつ。Webブラウザやアプリで表示される広告を非表示にするrootedなアプリです。

Android6.0.1までは"AdAway v3.1.2"で問題なく動作していたのですが、Android 7.1ではhostsファイルの更新が不可能に。とりあえずは、systemlessパッチによって事なきを得ていました。

ちなみにsystemlessというのは「システムを改変しない」という意味。セキュリティ関連のチェックが厳しくなった最近のAndroid界隈で良く使われる単語となっております。

先日のこと、このsystemlessに対応した"AdAway v3.2"がリリースされたので早速試してみることに。アプリ本体はxdaのこちらのスレッドに掲載されております。いわゆる野良アプリなのでご利用は計画的に。

導入方法も他の野良アプリと同様、apkファイルをダウンロードして適当なファイルマネージャアプリで開き、パッケージインストーラ経由でインストールするだけです。

当方ではTitanium Backupで設定をバックアップしてから"AdAway v3.1.2"を削除。その後、改めて"AdAway v3.2"をインストールしました。単純に上書きでも大丈夫っぽいのですが、一応念のためにバックアップとアプリの削除を実施した次第で。

設定に項目が追加されてます
こちらが"AdAway v3.2"の設定画面。まだ日本語化されておりませんが"Enable systemless mode"という項目が新たに追加されております。

なお、SuperSUがsystemlessでインストールされている環境であれば、自動的に"AdAway"のsystemlessモードもONになるようです。

自動でsystemlessモードがONにならない場合には、設定を開いて該当項目にチェックを入れて再起動すればOK...なのではないかと思われます。

systemlessモードが追加された以外に大きな変化はありません。このため、バックアップしておいた設定を書き戻してhostsファイルをダウンロードしたのち、端末を再起動するだけで問題なく動いてくれました。

もちろん、使い勝手も今までと同様。適切なhostsのリストさえ設定しておけば、あとは何もしないでも広告を非表示にしてくれます。

これからAndroid 7.1(Nougat)にしようと考えているrootedなユーザには、とりあえず"AdAway v3.2"のことを頭の隅にでも入れておくと、いつか何かの役に立つかもしれません。



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2016/11/23

3Dプリントを試してみる(前編)

セルフィには便利ですが...
メインのスマホがNexus5になったことでUSB OTGが普通に使えるようになりました。これで、安心してさまざまなUSBデバイスが試せます。

以前掲載したスマホ用のサーマルユニット"Seek Thermal Compact"もそのひとつ。その時は綱渡り的な環境でしたが、今度はちゃんとメーカーの動作確認リストにも入っております。

けれども、少々問題となるのがUSBポートの向き。そのまま装着すると自撮りサーマルカメラになってしまいます。そんな訳で、やっぱり延長ケーブルを使うのですが、今回のポイントはスマホへのマウント方法。

Xperia Rayの時には両面テープで貼り付けており、収まりはよろしかったのですが、使うたびに両面テープを使用するのは面倒すぎます。ということで、何か良い方法はないかと探して見つけたのが、専用のクリップを3Dプリンタで出力する方法でした。

こちらがそのページなのですが、右上にはダウンロードリンクがあり、オブジェクトのデータを自由に入手して出力することができます。そんな訳で、今回はこのデータを使わせていただくことに。

ダウンロードしたファイルはzipで圧縮されているので"SEEK_CLIP.stl"を取り出しておきます。これがデータの本体。ちなみに、Windows10ならファイルをダブルクリックすれば"3D Builder"が起動してフォルムを確認することができます。

あとは3Dプリンタにデータを流してあげればOK...なのですが、ウチに3Dプリンタはありません。が、世の中には3Dプリントサービスなるビジネスがあり、データをアップロードするとそれを3Dプリンタで出力してくれます。

日本でもいくつかのサービスが立ち上がっているようですが、今回はDMM.makeを使ってみることにします。特に理由があった訳ではないのですが、何となくわかりやすそうだったので選んでみた次第で。

作業の流れは極めてシンプル。まずは、無料のユーザ登録から始めます。無事アカウントを取得したら、あとは先程の"SEEK_CLIP.stl"をアップロードするだけ。もちろん、ファイル形式(.stl)もサポート対象なので問題ナシ。

アップロード後に、機械的な整合性チェックが実施されます。が、今回は人様の作った完璧なデータなので、お茶でも飲みながらチェック完了のメールを待ちます。なお、自作データの場合など、何か不備があった場合にはその旨連絡がくるので適時修正することになります。

こちらでオーダーします
チェックの完了はすなわち準備の完了を意味しているので、この段階で実際の出力が可能に。

オーダーの際には素材(と色)を指定しますが、今回は若干の柔軟性が必要そうなので白のナイロンを選んでみました。

素材によって代金が変わりますが、白ナイロンは最も安価。ちなみに、今回の総額は1,587円ナリ。送料も込みなので支払いはこれだけです。

ということで、サクッとオーダーしてみました。現在は完成待ちの状態なので、仕上がり具合などの報告は後編にて。

3Dプリントと聞くと敷居が高そうに感じますが、人様が作ったデータを出力するだけなら、通販に毛が生えた程度の手間で行えます。

素材選びさえ間違わなければまず失敗することもないので、自由に出力できる良さげな3Dデータを見つけたなら、一度試してみるのもよろしいかと。



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2016/11/18

初版と再販版のPokémon GO Plusを比べてみる

並べて記念撮影
自動化改造を施したPokémon GO Plusですが、磁石が小さくなりビジュアル的にはグッと良くなりました。が、あまりに小さすぎて着脱がちと面倒に。

もう少し簡単にAuto/Manual切り替えができるよう、何か手を打つ必要がありそうです。それはさておき、もうひとつ購入してみました。

写真の左側に写っているのが改造版で2016年9月16日の販売分。で、右側が今回購入した品で2016年11月4日の再販分となります。微妙に販売時期が異なる2つの同じ製品を手にした時に気になるのが両者の相違。

パッケージなど変更があるのかもしれませんが、個人的に興味があるのは基板上のチップです。とりあえずPokémon GO Plusにはダイアログ・セミコンダクターの"DA14580"なるチップが採用されているのは確認しております。

こんな短期間で仕様が変わるとは考えにくいのですが、見てみないことにはわかりません。ということで、新しい方も含めて分解してみました。

Pokémon GO Plusの場合、3本のY字ネジを外すだけで基板が取り出せます。肝心の"DA14580"があるのはPokémon GO Plusのトンガリ部分の反対側となる頭頂部。分解したことのある方にはよくわかるかと思いますが、その場所は粘土的な謎の物質で覆われております。

簡単にはがせるのでモールドではなさそうですが、ナニモノかは不明。シールド? 放熱? いろいろな考えが頭をよぎりますが、今回はその下にある"DA14580"を見るのが目的なのでサクッと除去します。

すると、いくつかのパーツが確認できるようになります。その中でも特に目立つのが"DA14580"。とはいえ、3mm角ほどの小さなチップであり、表面のマーキングを肉眼で確認するのは不可能です。

チップを比較
デジカメのマクロでも難しい雰囲気だったので、ホビー系の実体顕微鏡を引っ張り出してきました。

目視での確認後に写真を撮影。接眼レンズにスマホを押し付けただけなので少々ボケ気味ですが、とりあえずマーキングを確認することはできます。

画像の左側のチップが2016年9月16日の販売分のモノで、右側が2016年11月4日の再販分のモノとなっております。見てのとおり、搭載されているのはいずれも確かに"DA14580"でした。

マーキングの正確な意味はわかりませんが、一番下の文字列はおそらく製造コードであると思われます。ほかの部分は完全に一致しているので、バージョン違いということもなさそう。

すべてのPokémon GO Plusがそうであるか不明ですが、少なくともウチにある2つに関しては、同じ仕様であるようです。それが確認できたからといって、何ができる訳でもないのですが、知的好奇心的には十分に満足。

今のところ大きな意味のない情報ではありますが、将来的には資料的に役立つことを願ってここに記しておきます。



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2016/11/13

4極プラグ対応のUSBサウンドアダプタを試してみる

本体の質感も悪くはありません
スマホのおまけとして付属することも多いイヤホンマイク。それを4極プラグ非対応のPCでも使えるようにするUSBサウンドアダプタを買ってみました。

モノは"Vention VAB-S15"というプロダクト。こちらのリンクは直販ショップと思われるタオバオのページですが、実際の購入にはAliExpressを使用しました。なお、メーカーのWebページはこちら

3極プラグ×2(ヘッドホン&マイク)を使用するトラディショナルなヘッドセット用のUSBサウンドアダプタは掃いて捨てるほどあるのですが、4極プラグタイプはニーズが少ないのか選択肢が極端に狭まります。

有名ドコロでは、サンワサプライのMM-ADUSB4、クリエイティブ・メディアのSound Blaster Play!2ぐらい。必要不可欠ならば価格は二の次なのですが、「ちょっと試してみたい」レベルではコストが気になります。

そんな時に便利なのが安価な中華プロダクト...なのですが、なぜか4極プラグタイプは見つけられず。で、先日のことAliExpressをぶらぶらしていた際に発見した"Vention VAB-S15"に飛びついてみた訳であります。

オーダー後、数週間の時間を要しましたが、無事到着しました。てっきりバルクな感じかと思っていたのですが、意外にもきちんとしたパッケージ入り。まともな商品である雰囲気を漂わせております。

外観は見てのとおりシンプルで、操作が必要なスイッチ類は皆無。また、システム内蔵のドライバで動作するため、特別なソフトウェアなどをインストールする必要もありません。

このため、"Vention VAB-S15"にイヤホンマイクをつないでPCのUSBポートに挿せば、再生用デバイス(スピーカー)、および録音用デバイス(マイク)としてそれぞれ認識されます。

USBポートに挿すだけ
ちなみに、対応OSはWindows XP~10、Mac OS X 10.4~10.8、Linux、Chrome OSといった感じになっております。

もちろん、PCでの入出力も問題ナシ。音質に関しては使用するイヤホンマイクの性能に左右されますが、不快なノイズが乗ったりすることはありません。

また、通常のヘッドホン/イヤホン/アクティブスピーカーなどを接続すれば、いわゆる音楽系USB DAC的な使い方も可能。すごく良いという訳ではないのですが、サウンドが素直に出力されている感じで目立つ欠点もありません。BGM的に楽しむのなら音楽用途でも行けそう。

ただ、本体はコンパクトなのですが、USBポートに挿した際の飛び出し量はそれなり。このため、USBポートの配置によってはジャマになったりするかもしれません。が、これ以外に気になる点はナシ。

価格的なところですが、AliExpress辺りでは$8前後が相場な感じ(2016年11月現在)。当方ではセール中のショップを見つけたので$3.95で購入できました。この価格帯であれば絶対値としてお値打ちであり、コストパフォーマンスとしても高めです。

PCでスマホのイヤホンマイクを使いたい、というユーザにはおすすめの品。海外通販に抵抗がなければ、買って損はないアイテムであると思われます。



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2016/11/08

0simでPokémon GOを遊んでみる

専用端末を用意してみました
位置情報系スマホゲーム"Pokémon GO"でSafetyNetによる端末チェックが導入されて以降、rootedなデバイスでプレイをするのが厳しい状況になりました。

現状でも手間をかければ遊べないこともないようなのですが、今後イタチごっこになるのは火を見るより明らか。

root権限を放棄するのもひとつの方法ではありますが、個人的にその選択肢はありません。

となれば、専用端末を用意してしまうのが現実的かつ手っ取り早い方法です。ウチの場合、タイミング良くNexus4が引退したところなので、これを流用することに。けれども問題となりそうなのが通信環境です。

"Pokémon GO"ではモバイル通信を必要としますが、手元にある使用可能なSIMは毎月500MBまでのデータ通信が無料なSo-netの"0sim"のみ。さすがに追加投資をするつもりはないので、とりあえずこれで行くことにします。

この"0sim"、もともとは緊急時の備えとして用意したモノであり、普段は契約を維持するためだけのメンテナンス的な通信をするだけ。このため、回線速度を気にしたことはなかったのですが、ユーザの声を拾ってみると「遅い」という不満が結構あるようです。

この回線速度の遅さが"Pokémon GO"のプレイにどのような影響を及ぼすのか。これが懸念のひとつめです。そして、もうひとつの懸念が通信量。

"Pokémon GO"がどのくらいのデータをやり取りするかわからず、月500MBを超えた場合には課金が発生することになります。まぁ、それぐらいは払っても良いのですが、無料の範囲で収まるならその方がありがたいモノ。

ということで、実際に試してみることに。

・端末にはCM13をインストール(suバイナリは削除)したNexus4を使用
・メールやマップなど必要最低限のアプリのみをインストール
・同期はすべてOFF
・通信が発生しそうなアプリは極力使用しない
・プレイは基本的にPokémon GO Plusを使用

...ってな感じの前提条件を設定してみました。まずはゲーム中に使用する通信量からチェック。

1日の通信量
ちょうど月が変わるタイミングに当たり、1日分のデータ通信量を見ることができるスクリーンショットが撮れました。2時間ほど近所をぶらついてプレイした状態です。

"Pokémon GO"自体の通信量は4.7MBですが、そのほかにバックグラウンドでのデータ通信が発生しており、トータルで8MB程度となりました。

So-netによる同日の"ご利用状況"では速報値で7MBとなっており、多少の誤差はあるものの、端末の情報と同じような雰囲気となりました。

上記"ご利用状況"を見てもわかるように、3日間連続でプレイしたのですが、いずれも似たような値で収まっております。すなわち、約2時間で7MB~8MBというのが当方のプレイスタイルにおける平均的な通信量となる様子。

ちなみに、先月の中程から運用を開始し、半月分ほど蓄積したデータではトータルで約92MBとなりました。もちろん、毎日プレイした訳ではありませんが。

残る懸念は通信速度。混雑が予想される昼の12時前後も含めていろいろ試しましたが、特に問題はない様子。ただ、Pokémon GO Plusメインのプレイであるため、画面を見る機会が少なく、それで遅さを感じなかったのかもしれません。

それでも、たまたま画面を見ていた時にポケモンが出現した場合には、手作業でボールを投げたり博士に送ったりしてみましたが、いずれもスムーズに処理されました。通信速度に関しては心配無用だったようです。

通信量は思ったより少なめで、通信速度にもまったく問題ナシ。当方のようなプレイスタイルにであれば、仮に毎日遊んだとしても1ヶ月で500MBを越えることはなさそうです。

ということで「個人的には専用端末+"0sim"は全然OK」という結果となりました。まったく同じ環境の方は少ないと思われますが、何らかの参考になりますれば。



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