[A100] 正式版(と思われる)ICSをインストールしてみる
普通に満足していたのですが、リーク版ベースという点が気になり、正式版(と思われる)ICSをインストールしてみることに。
正式版のICSとしていくつかの異なるバージョンがリリースされているのですが、今回は無難そうな"Acer_AV041_A100_1.014.00_WW_GEN1.zip"(以降014版と呼びます)を試してみます。
ROMは、xdaのこちらのスレッドの最初の書き込みにあるリンクからダウンロード可能。基本的なインストール方法としては、上記ファイルを"update.zip"にリネームし、純正のリカバリを起動するだけでOKです。
が、これをやってしまうと、ブートローダー、ならびにリカバリが純正に戻されてしまいます。同じ作業を繰り返すのは面倒なうえ、リスクも高まるのため、現状を維持すべく、インストール前に少々の作業を施します。
やることは単純。アーカイブ内にある"recovery"フォルダと"bootloader.blob"を削除するだけ。このひと手間で、ブートローダーとリカバリの書き換えを防止できます。インストール・スクリプト的にはエラーな感じですが、結果オーライということで。
あとは、加工したROMをmicroSDカードのルートディレクトリに置いて、リカバリから作業すればOKです。ウチでは、タッチパネルで操作可能な"TWRP"を使用しました。もちろん、純正を含めた他のリカバリシステムでも問題ありません。
"TWRP"を起動したら、ホーム画面の"Install"から、先の加工済みROMを指定するだけ。2分ほど待つだけでインストールは完了します。システムのインストール時にはワイプをかけるのが王道なのですが、今回はワイプなしで作業してみました。問題が起きたらその時に対処するといった雰囲気で。
インストール後、最初の再起動時にはブートローダーが書き換えられていないことを確認しておきます。と言っても、ただ見るだけ。Acerのロゴが緑色ならOKな感じです。
作業も無事完了したようですので、まずはバージョンを確認してスクリーンショットを撮ろうとしたら「root権限が必要です」的なメッセージが。そりゃそうだ。こちらの方法でサクッとroot化します。
これはリーク版ICS用に作られたツールですが、014版でも問題なく使用できました。念のためroot権限が必要なアプリを起動して状態を確認しておきましょう。ついでにリカバリも前の環境のままであることを確認しておくのがよろしいかと。
なお、"ZN Custom Firmware"で使用可能だった"Acer Ring UI"と"ロックスクリーンアプリ"は、残念ながら消えてしまいました。特に使用していなかったので問題にはならないのですが、無いとなると惜しい感じが。気が向いたらその内インストールしてみましょう。
で、いろいろと見てみると何か違和感が。フォントもCKJになっちゃってます。これまた、ごもっともなお話で。という訳でこちらの方法で変更します。これも014版に対応しており、ボールドも含めてきちんと表示されます。
root化もフォントの件も、良く考えれば分かるはずの事なので、事前に準備しておくのが正解だった様子。ウチでは、とりあえず以前作業したモノがそのまま残っていたので比較的簡単に済みましたが。
「何となく」始めてしまったので、少々手間がかかりましたが、システムをいじっている方で、これから作業をしようという方には、ブートローダー、リカバリ、root化、日本語フォント辺りに注意しましょう。事前に準備ができていれば、それだけスムーズに作業が進みますので。
で、正式版(と思われる)ICSの使い勝手ですが...正直リーク版(012版)との違いが分かりません。マイナーなバグが修正されているのだろうとは思いますが、体感できるほどの差はありません。
それでも、一応正式版(と思われる)ICSになったということで、精神的にはよろしい感じがします。もう少し使い込んでみて、何か発見がありましたらば、逐次お知らせいたしますです。
コメント
これまでと同様、「日本語の表示は可能」&「一部メニューが日本語」、といった状況は変わっておりません。
完全なローカライズ版を臨むなら、日本acerから正式なROMがリリースされ、それがどこかから漏れてくるのを期待するしかないような気がします。