[IMX515] firmwareをバックアップしてみる
とは言え、スイッチを入れて起動を確認し、適当にタッチパネルが動作するか見るだけ。
後はACアダプタのチェックもかねてフル充電します。
で、充電が終わって次にするのは各種設定...ではなく、いきなりファームウェアをバックアップします。
やり方はいろいろありますが、今回はお手軽にandroidtouchpcの有償ファームウェアに付属する「Touch8Updater」というツールを使ってみます。
なお、この方法はIMX515およびそのクローンで有効な方法で、他のAndroidタブレットでは使えないと思われます。
入手からインストールの辺りはごく普通のソフトウェアと同等なのでここでは割愛。リクエストがあれば入手方法なども含めて追記したいと思います。
「Touch8Updater」を使用するためには、IMX515とPCとがデバッグモードでつながっていなければなりません。というわけでまずは環境の構築から。
IMX515をPCに認識させるためのドライバですが、androidtouchpcの有償ファームウェアにはPC用のドライバも付属しているので、これを使えばOK...のはずだったのですが、先のAndroidタブレットをいじった時の設定で問題なかったらしく、USBでつないだだけで認識してくれました。
PCとの接続が完了したら、IMX515の方で「usb debugging」をONにしておきます。
これでセットアップは完了。いったんIMX515の電源を落とします。必須の作業ではありませんが、一応念のため。
電源が落ちたら、IMX515外部スロットに空き容量が4GB以上あるmicroSDHCカードを挿入します。バックアップファイルは内蔵microSDHCカードのイメージファイルそのものなので、容量も約4GBとなります。
ここからが本番。
(1)USBケーブルがつながった状態でIMX515の電源を入れます。
(2)IMX515がPCに認識されたら「Touch8Updater」を起動。
(3)シンプルなウィンドウがひとつだけ開くので、ここで「Use USB」ボタンをクリック。問題がなければ「Tablet Detected」というメッセージが表示されます。認識されていない場合は、冒頭のスクリーンショットのようなメッセージが表示されます。
(4)バックアップを実施するために「Backup Current」ボタンをクリック。
(5)後はひたすら待ちます。タイマーやプログレスバーの類はいっさい用意されておらず、進行状況はまったく分かりません。バックアップが完了したらIMX515が自動的に再起動するので、それを作業完了の合図とします。ちなみに、ウチの場合は約8分ほどで完了しました。
(6)最後にIMX515とPCの接続を解除して、microSDHCカードに保存されたバックアップファイル「backup.atp」をPCにコピーするなどして保管するのがよろしいでしょう。
バックアップさえ取っておけば、ソフトウェア的なトラブルに対しては(最終手段として)絶大なる効果を発揮します。
しかも、今回のバックアップは購入時の状態を保存するものなので、最重要バックアップとしてPCに保管しておきます。約4GBと結構なサイズなので圧縮しておくことをお勧めします。中身はスカスカなのでかなり圧縮できます。
これで保険ができたので、次はファームウェアの更新でもしてみましょうか。
***Edit***
adb環境のみで内蔵microSDHCをイメージ化(バックアップ)する話を投稿しました。興味のある方はこちらまで。
コメント
それでもAndroid 3.0はタブレットに最適化されており、マーケットやアプリケーションの方もまもとに使えるものが出てくる...と信じたいところ。
ただ、IMX515クローンのタッチパネルに関しては、基板のリビジョンが上がっても改善されず、結局自前での処置が必要になりそう。素性はよろしいだけに残念です。