イオンSIM vs IIJ SIM再び
IIJのアレもイオン店頭で購入できるようになってしまったので、ちと話がややこしくなっております。売り場で混乱したりしないでしょうか?
それはさておき「元祖イオンSIM」。激安データ通信サービスの先駆けではあるのですが、後発サービスの登場により影が薄くなってしまいました。
が、日本通信も指をくわえて見ているだけではありません。2012年9月14日のリリースにて、サービス内容(プランAならびにプランXA)のリニューアルを発表しました。基本的な部分は変わらないのですが、2つの大きな変化が見られます。
そのひとつが、ベース通信速度の向上。これまで100kbpsに制限されていたのですが、2012年10月1日からは150kbpsまで引き上げられます。新規で販売されるSIMはもちろん、現在利用中のプランAおよびプランXAでも、同日から適用されます。
もうひとつが"Tuebo Charge"の導入。あらかじめ100MB分の権利を買っておけば、いつでも好きな時に高速な(というか速度制限のない)データ通信が行えるというモノ。切り替えは専用アプリからワンタッチで行えます。
この2つの変化により、とりあえずスペック的にはIIJのアレと肩を並べる形になります。その辺を表にしてみました。
元祖イオンSIM (プランXA) | IIJ SIM (ミニマムスタート128プラン) | |
契約 | イオン店頭 | ネットorイオン店頭 |
月額料金 | 980円 | 945円 |
通信速度 | 150kbps | 128kbps |
LTE対応 | あり | あり |
増速オプション | 525円@100MB | 525円@100MB |
SIM | 標準/マイクロ | 標準/マイクロ |
備考 | Webアクセラレータ |
WebアクセラレータというのはWebページを表示する際の画像をサーバ側で圧縮し、見かけ上の速度向上を狙ったシステム。時に効果的であり、時にボトルネックになったりするため賛否両論があります。個人的には「不要かも」という気がしないでもありません。
なお、プランを絞ってしまったので表には出て来ませんが、元祖イオンSIMの方には音声通話も使えるプランが用意されております。これは、他社にはないアドバンテージ。「SIMフリーなスマートフォンで音声も使いたい、けど月額料金は抑えたい」という場合、元祖イオンSIM一択となりそう。
ただ、安いが遅い系のサービスとして忘れてならないのが、コストパフォーマンスの高さで突き抜けているDTIのアレ。490円という安さは破壊力抜群です。
仕様的にも、元祖イオンSIMやIIJ SIMのそれに近いものとなっており、マイクロSIMが選べない以外の欠点も見当たりません。
このように、月額1000円以下の格安データ通信サービスもさまざまなモノが登場しており、ユーザとしては嬉しい限りです。一方で選択の難易度が上がってきたのも事実。
スペックから読み取れる部分の比較は簡単ですが、それ以外にも、想定される利用状況やサポート体制、使い勝手などさまざまな角度から検討する必要があります。
ここは、ネット検索などを活用してユーザの声を拾ってみるのがよろしいでしょう。アレコレ悩むのも楽しい時間な訳ですし。
などと言いつつ、個人的には基本料金0円のヨドバシSIMに傾いていたりする訳ですが...。
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